【園長先生リレーエッセイ】東海大学付属静岡翔洋幼稚園

お知らせ

2022/08/18

 

今年の夏は、例年になく暑い日が続いています。大人はふぅふぅ言って参ってしまいますが、園児は全く違いますね。毎日、何かしらを見つけ、時間が過ぎるのも忘れて遊んでいます。子どもは風の子っていいますけど、火の子でもあるのかもしれません。園長として本園に着任し4年目になりました。それまでは自分の子ども以外0歳から6歳児に接する機会などめったにありませんでした。彼らと接するようになって忘れかけていた、言い換えると特に気にもとめなくなったことをたくさん思い出しました。その筆頭は四季です。寒暖の差で四季を認識するようになっていた私でしたが、子どもたちが、お正月、節分、ひな祭り、鯉のぼり、七夕など年中行事で季節を感じ、とても大切にし、楽しんでいる姿に感動しました。子どもたちは、その時々を思いっきり楽しめる遊びの天才ですね。行事だけでなく、さくら・かたつむり・あじさい・せみなど身近なものも、その季節ごとに彼らは思いっきり楽しんでいます。ダンゴムシは通年の楽しみで、彼らのアイドルのようですが。そんな姿を見ているとうれしくなってしまいます。そしてそのような感性をいつまでも持っていてほしいと願いつつ、日々彼らと楽しんで過ごしています。大人になったら責任を持ち、仕事をし、生活していく人になるのでしょうが、彼らが今、持っている遊び心だけは忘れないでほしいと思います。ペットボトルでも、新聞紙でも、牛乳パックでもすべてが彼らの手にかかれば、何にでも変わり、遊べる力、楽しめる力、大人にもこんな力は、必要ですよね。清水区の園児たちがそんな素敵な大人になることを祈りつつ、微力ではありますが、これからも頑張っていきたいと思っています。

 

東海大学付属静岡翔洋幼稚園

江﨑雅治

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