【園長先生リレーエッセイ】清水白百合幼稚園

【諦めない気持ち】

今年の最後はやっぱりサッカーワールドカップですね。あの約30年前のドーハの悲劇からドーハの歓喜に沸いた日本。園内でも子どもたちや教師たちは連日のようにサッカーの話題で盛り上がっています。世界地図を見ては○○の国はここで、○○は強いね等、私が幼児期には無かった会話が

時代の進化に気づかされます。強豪国のドイツとスペインを逆転勝ちした日本代表。有言実行するように強い気持ちをもって戦いに挑む姿を、子どもたちがどの様に感じ取っているでしょうか。今の子どもたちは打たれ弱く、我慢することに対しても弱いところがあります。相手を思いやる気持ち、気持ちを寄り添う気持ちも大切ではあるが、このサッカー話題を通じて、競争相手にも負けない、諦めない、最後までやり遂げる気持ちを伝えていきたいと思います。これから成長していく過程において、幾つものハードルを乗り越えていくためにも。

最後に保護者の方々へ。お子様に常に愛情を注いでおりますか。子どもにおいてご両親からの愛情が一番のプレゼントなのです。毎日仕事や家事に追われて忙しいと思いますが、お子様が何か１つやり遂げたら褒めてあげる、これが一番です。年齢の「つ」がつくまで是非愛情を注いであげてください。１つ２つ３つ４つ５つ６つ７つ８つ９つ10。10歳、小学校4年生にもなれば親離れしていくものです。よろしくお願い致します。

清水白百合幼稚園　高塚匡宏